更新日記と小説(18禁)とたまに嘆き.
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2008
Vizard(14)
*少し、暴力的表現を含みます*
ずきずきとする痛みが襲う。
鈍い痛みを伝えるそれに一哉は、知らず知らずの内に顔を顰めた。
忌々しげに舌打ちをする。
一学期最後の日。
明日から、綾の護衛から解放されると一哉は、いつもより浮き足だっていた。
しかし今日も、学校帰りに絡まれた。
いつものように、ストレス発散とばかりに相手を挑発した後、一対多の殴る蹴るの喧嘩。
その内の1人の拳を思いっきり腹に受けたのだ。
意外なことにそれがかなり効いた。
それを貰った後は、かっとなった所為もあってかいつも以上に相手をぼろぼろ―いや、ぐちゃぐちゃにして帰ってきた。
*ここの間には暴力的に過激なシーンを含みますです。一応、隠しました。間に何があったか知りたい人は、文末にある“それでも読む?”の部分をクリックしてください*
時間が経てば痛みは引くだろうと思っていた一哉だったが、これが中々引いてくれない。
もう少しだけ時間がかかりそうだった。
そのことが一哉を苛立たせる。
それでも、家の門を通る前に、一度は歪められた顔を通常の涼しい顔に戻すのを忘れなかった。
知られてはいけない。
そう言い聞かせて、とても痛みなど―そして、喧嘩をしてきたことなど一切感じさせない一哉の姿。
静かに家の玄関を上げて靴を脱ぐ。
「遅かったな」
冷え冷えとした男の声がして一哉は顔をあげた。
険しい顔をした次兄・宗司だった。
珍しい…と思うよりも前に、こんな時間に何故いるのかと思うほうが先だった。
そして、険しい顔つきを怪訝に思った。
「申し訳ありません。それより、お早いで……」
一哉が言い切る前に宗司によって自分がたった今入ってきた扉に強く身体を打ち付けられる。
その拍子に、殴られた箇所が引き攣れるように痛んだ。
「貴様、お嬢様に何をしたっ?」
と問う声に一哉の眉間に皺がよる。
あの女。何か言ったのか……。
兄に一体どういうことだと聞き返そうとした一哉の耳にさらに兄から告げられる。
「貴様のことをえらく気にしていた。貴様が何かしたとしか思えん。吐けっ!何をした」
その家中に響き渡りそうな声に、異変を感じたのかこの家に住む唯一の女が顔を出す。
「一体何事かしら?宗司さん」
「いえ、何でもありませんよ。ちょっとね…」
笑いながら母親に答える宗司。
宗司の答えを聞きながら壁に押し付けられている細い身体の持ち主を見て、「ああ」と言う。
そして…。
「やり過ぎないようにしなさい」
と言って大きな背中を向けた。
クソババアめ…。
心の中で罵る。
「わかっております」
宗司の答えにも…。
このマザコン野郎が。
と悪態をついた。
全く…いい加減にして欲しいものだ。
「兄さんが何を言っているのかわかりかねますが」
ふわりと笑って一哉が答えると兄の顔は渋面になる。
ぎりっと歯軋りをする。
「何故、こんな時間にいるんですか?お嬢様の護衛はよろしいので?」
「今日は、堺様に要らないといわれたからいるだけだっ。貴様に心配される必要はない!いいか、忠告しておく。お前がお嬢様に余計なことをしたら、たとえ兄弟だろうともお前を海の藻屑にしてくれるっ!」
もとから兄弟などと思ってもいないくせに…。
一哉は心の中で兄の言葉を笑った。
そして、聡い一哉は、兄の不安にも気づいた。
自分の居場所を憎い弟に盗られることを恐れているのだ。
馬鹿馬鹿しい。
そんなものには、興味などない――。
だが、少し意趣返しという意味も込めてわざわざ口にはしない一哉。
「そうですか…。では、気をつけましょう」
「貴様は、自分の立場を弁えることだ」
ふんっと鼻息荒く一哉の身体を持ち上げて扉に叩きつける。
その強い痛みに眉間に皺を寄せる。
痛みに呻く一哉の顔を見て少しすっきりしたのか、荒々しい声は少し収まっていた。
「余計なことをするなよ」
「…わかっております……」
呻きながら答える。
「ふん…。新学期になるころは、貴様など用済みかもしれんがな。そう旦那様に忠告しておくことにしよう」
清々したように言う兄の言葉を聞きながら、ずるずると玄関に沈んだ。
「クソが…」
低い声は、誰の耳にも拾われなかった。
顔を顰めながら立ち上がるとついた埃を払い落としながら、部屋へと向かう一哉だった。
自分に拳をヒットさせた男の身体に一哉のボディーブローが見事に決まり、胃の中のものを吐き出して倒れこむその顔を革靴で強く踏みつける。
自分の吐瀉物の中に顔を埋められながら、男はみっともなくも悲鳴をあげた。
「あーあ。汚ねーし、うるせ」
笑いながらそれを見ていた。
それでも他の男たちが向かってくる。
そんな奴らには、回し蹴りで一気に吹っ飛ばす。
いつもならここで止めるものを…。
一哉は男たちの呻き声を聞きながらも地面に倒れた男の髪を乱暴に掴みあげる。
鼻血がたらりとたれた男の顔に自分の綺麗な顔を寄せて、冷酷な笑いを浮べる。
男のポケットを探しあて、煙草とライターを手に取る。
にやりと笑いながら、近くを確認する。
丁度いいところに水場がある。
「火責めと水責めどっちがいい?」
とまだ幼さの残る声で聞く少年の声に、もういい年だろうということが想像できる男は声にならない悲鳴をあげた。
「答えない?ならどっちもってことで…」
と言いながら男の更なる悲鳴も聞かずに煙草をその口に銜えると慣れた手付きで火をつける。
一回大きく煙を吸い込むと男の顔に向かって紫煙を吐き出す。
煙たさを感じて咳き込む男に一哉は、煙草を口から外すとそれを男の眼球に近づける。
異様な熱さを感じた男と、それを倒れながら見ていた男たちは、息を呑む。
笑っている一哉を見て、その強さ以前にどこか異常だと思った。
「や…やめろ…やめてくれ」
と涙声で訴える男に一哉は一度鼻で笑った。
その笑い方の冴え渡ること…。
「ふん。眼球は嫌か?じゃあどこならいいわけ?」
「やめてくれ」
「だから眼球はやめてやるって言ってるだろ。鼻の頭?頬?口の中?頭皮?あ、それも面白いかもね。そこだけ禿げてみっともなくなる。女にも不自由しそうだ。さぁ選べよ」
酷薄な笑みを浮べて笑う。
気分が良かっただけに、それを害された一哉は、これでもかというほどに不機嫌だった。
仲間の窮地に転がっていた男の1人が立ち上がり背後から息を殺して、一哉に近づくと後ろから殴りかかる。
そんなことすでに気配で分かっていた一哉は、ひょいっと交わすと見事に男の拳が一哉がそれまで煙草の火を押し付けようとしていた男にめり込む。
悲鳴を上げる男。謝る男。
一哉はつまらないものを見るかのように2人を見た後、自分に殴りかかろうとしてきた男の首筋に灰を落とした。
途端に悲鳴を上げて暴れる。
一哉は男が退くと同時に、先ほどまで髪を掴んでいた男をもう一度掴み上げると火を押し付けた。
断末魔のような悲鳴があがる。
全くそんなこと気にも止めずにぐりぐりと押し付ける。
周りの男たちは声を失うしかなかった。
「ひ、ひでぇ」
それでも誰かが言う。
その言葉に、一哉はゆっくりと声のした方向を振り返る。
恐ろしい笑みに睨まれた男は、ひっと悲鳴をあげて後ずさる。
「あ…ぁあああ」
とまだ、悲鳴を上げている男の身体を「うるさい」と蹴り飛ばすと地面に沈んだ男を掴みずるずると水場へと連れて行く。
息を呑んで一哉の動向を伺う男たちと何をされるのかと怯える男。
1人、一哉だけが笑っていた。
水を勢いよくだして、溜めると男の首根っこを掴みあげて顔をその中に沈めた。
途端に、火を押し当てられたところが痛むのか、息ができなくて苦しいのかもがく。
少ししてからもがく動きが鈍ってきたところで顔をあげさせ、もう一度見ずにつける。
同じようにもがく。
何度かそれを繰り返した後、飽きたのかつまらなさそうな顔をして男の身体を地面に転がした。
そして、自分達を見ていた男たちを振り返る。
一哉が視線を向けた途端慌てたように地面に這って動き回る男たちを笑った後、彼はその場を後にした。
一哉の姿が見えなくなってから漸く男たちは、ほっと安堵の溜息をついた。
**普通に考えて傷害罪・暴行罪が適用できると思います。**
自分の吐瀉物の中に顔を埋められながら、男はみっともなくも悲鳴をあげた。
「あーあ。汚ねーし、うるせ」
笑いながらそれを見ていた。
それでも他の男たちが向かってくる。
そんな奴らには、回し蹴りで一気に吹っ飛ばす。
いつもならここで止めるものを…。
一哉は男たちの呻き声を聞きながらも地面に倒れた男の髪を乱暴に掴みあげる。
鼻血がたらりとたれた男の顔に自分の綺麗な顔を寄せて、冷酷な笑いを浮べる。
男のポケットを探しあて、煙草とライターを手に取る。
にやりと笑いながら、近くを確認する。
丁度いいところに水場がある。
「火責めと水責めどっちがいい?」
とまだ幼さの残る声で聞く少年の声に、もういい年だろうということが想像できる男は声にならない悲鳴をあげた。
「答えない?ならどっちもってことで…」
と言いながら男の更なる悲鳴も聞かずに煙草をその口に銜えると慣れた手付きで火をつける。
一回大きく煙を吸い込むと男の顔に向かって紫煙を吐き出す。
煙たさを感じて咳き込む男に一哉は、煙草を口から外すとそれを男の眼球に近づける。
異様な熱さを感じた男と、それを倒れながら見ていた男たちは、息を呑む。
笑っている一哉を見て、その強さ以前にどこか異常だと思った。
「や…やめろ…やめてくれ」
と涙声で訴える男に一哉は一度鼻で笑った。
その笑い方の冴え渡ること…。
「ふん。眼球は嫌か?じゃあどこならいいわけ?」
「やめてくれ」
「だから眼球はやめてやるって言ってるだろ。鼻の頭?頬?口の中?頭皮?あ、それも面白いかもね。そこだけ禿げてみっともなくなる。女にも不自由しそうだ。さぁ選べよ」
酷薄な笑みを浮べて笑う。
気分が良かっただけに、それを害された一哉は、これでもかというほどに不機嫌だった。
仲間の窮地に転がっていた男の1人が立ち上がり背後から息を殺して、一哉に近づくと後ろから殴りかかる。
そんなことすでに気配で分かっていた一哉は、ひょいっと交わすと見事に男の拳が一哉がそれまで煙草の火を押し付けようとしていた男にめり込む。
悲鳴を上げる男。謝る男。
一哉はつまらないものを見るかのように2人を見た後、自分に殴りかかろうとしてきた男の首筋に灰を落とした。
途端に悲鳴を上げて暴れる。
一哉は男が退くと同時に、先ほどまで髪を掴んでいた男をもう一度掴み上げると火を押し付けた。
断末魔のような悲鳴があがる。
全くそんなこと気にも止めずにぐりぐりと押し付ける。
周りの男たちは声を失うしかなかった。
「ひ、ひでぇ」
それでも誰かが言う。
その言葉に、一哉はゆっくりと声のした方向を振り返る。
恐ろしい笑みに睨まれた男は、ひっと悲鳴をあげて後ずさる。
「あ…ぁあああ」
とまだ、悲鳴を上げている男の身体を「うるさい」と蹴り飛ばすと地面に沈んだ男を掴みずるずると水場へと連れて行く。
息を呑んで一哉の動向を伺う男たちと何をされるのかと怯える男。
1人、一哉だけが笑っていた。
水を勢いよくだして、溜めると男の首根っこを掴みあげて顔をその中に沈めた。
途端に、火を押し当てられたところが痛むのか、息ができなくて苦しいのかもがく。
少ししてからもがく動きが鈍ってきたところで顔をあげさせ、もう一度見ずにつける。
同じようにもがく。
何度かそれを繰り返した後、飽きたのかつまらなさそうな顔をして男の身体を地面に転がした。
そして、自分達を見ていた男たちを振り返る。
一哉が視線を向けた途端慌てたように地面に這って動き回る男たちを笑った後、彼はその場を後にした。
一哉の姿が見えなくなってから漸く男たちは、ほっと安堵の溜息をついた。
**普通に考えて傷害罪・暴行罪が適用できると思います。**
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